どうも、ゆうきんです。

今回は、コピーライティングで爆発的に反応が取れる敵の設定についてお話します。

この記事を参考にして、コピーライティングで設定する敵の考え方について学んでください。

コピーライティングを学ぶと必ず聞くことの一つとして、
「敵の設定」が挙げられます。

「敵」

敵とは何かというと、あなたとあなたの読者にとっての共通の敵のことです。

ビジネスとは現実と理想世界への架け橋を創ることだと言いましたが、
その架け橋を渡る中で様々な障害物に遭遇することがありますし、
もしくはあなたとその仲間が橋を渡るのを邪魔するものも現れるでしょう。

その敵の中でも、シンプルで分かりやすい敵を設定すると効果的になります。

政治の世界でも白か黒か、大衆にとって分かりやすい敵が常に設定されますし、
アメリカが戦争を起こす時にも、大衆にとって分かりやすい敵が設定されます。

例えばです。

アメリカの場合は、自由の国アメリカという大きな理想があって、
その自由を脅かすテロリストは我々の仲間ではなく悪魔であり敵である。

という非常にシンプルで分かりやすい方法(二分論)で敵を設定しますし、
テロとの戦いという戦争もこの理論で簡単に正当化され聖戦とされていきます。

これは戦争時に使われるプロパガンダ(戦争プロパガンダ)の手法で、

1.我々は戦争をしたくはない。
2.しかし敵側が一方的に戦争を望んだ。
3.敵の指導者は悪魔のような人間だ。
4.我々は領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う。
5.我々も誤って犠牲を出すこともあるが、敵はわざと残虐行為に及んでいる。
6.敵は卑劣な兵器や戦略を用いている。
7.我々の受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大である。
8.芸術家や知識人もこの正義の戦いを支持している。
9.我々の大義は神聖なものである。
10.この正義の戦いに疑問を投げかける者は裏切り者である。

このような流れで戦争などを正当化していきます。

映画や漫画でも敵が強大であればあるほどストーリーは盛り上がりますし、
シンプルであり緻密なシナリオという相反するようなStoryで敵を設定して、
善か悪かという二分論的発想をとることで悪の化身である敵が作り出されます。

敵を設定する場合には敵にはとことん悪になってもらう必要がありますし、
大上段に存在する理想世界が卓越していればいるほど、敵の設定は簡単です。

共通の敵がその理想を目指す上で障害になって邪魔をする存在であればあるほど
壁としての敵の存在は明確になるのでこちら側の一体感を生むことができます。

漫画や映画でも敵が強くて邪悪であればあるほど、ハラハラどきどきして
気付いたらつい感情移入し主人公側(こちら側)を応援してしまっていますし、
それと全く同じ原理です。

そして、敵は分かりやすい存在である必要があります。

戦争時に使われるプロパガンダで
も敵のテロリストは「悪魔」とされて、
非常に分かりやすく設定されています。

売れる映画や漫画でも、ラスボスは必ずその物語中での分かりやすい敵です。

売れている映画や漫画を思い浮かべてみると良いでしょうし、
ゲームが好きであればヒットしているゲームを考えてみても良いでしょう。

大衆は、

白か黒か、
善か悪か、
心か体か、
原発か脱原発か
etc・・・

分かりやすいものに反応し賛同し、
分かりやすいものに行動を起こします。

コピーライティングでも全く同じことが言えるのです。

分かりやすく、シンプルなことに対して感情を揺さぶられ行動を起こします。

1.あなたと読者の理想世界を提示する
2.理想を目指す上で障害になる、悪の化身とも言える邪悪で分かりやすい敵を設定

コピーライティングでStoryを語るときはこのように敵を設定しますし、
アフィリエイトやFX、ギャンブル系などの、いわゆる稼ぐ系では
他の市場に比べてお金が多く集まりますので少し考えれば敵の設定は容易です。

敵を設定することで、提示した理想世界に向かっての仲間意識が高まりやすく、
コピーライティングであれば反応の取れる、売れる文章を書けるようになります。

ただし、

今回の方法はシンプルですが凄まじく反応が取れる方法ですので、
悪意を持って使用することだけはないようにしてください。

悪意を持ってプロパガンダの手法を濫用すると、
全く無価値のものを高額で販売して
意味不明に利益を出すこともできてしまいます。

悪意を持って使用してしまっては、
信じてくださったクライアントさんを陥れてしまうし、
決して幸せにすることはできません。

逆に反動で、恨まれたり、過激なアンチを生むことに繋がってしまいます。

本人はそれが正しいと思っているかもしれませんが、
ダークサイドに落ちてしまっているがゆえに
お客さんやクライアントさんを不幸にしてしまっている人も多いです。

一度のプロダクトローンチで何億と稼ぐ人もこの業界には多く
そういう人たちは今回の手法を意図的に使う人が多いですが、
どういった意図で今回の手法を使っていくのかを忘れてはいけません。

この記事を読んだあなたがプロパガンダの手法を使用するときは、
正しい理念や目的を持って使用していくことだけは忘れないでくださいね。