どうも、ゆうきんです。
今回はザイアンスの法則とは?心理学での実験と効果についてお話したいと思います。
この記事を参考にして、ザイアンスの法則についての深い知識を身につけてください。
ザイアンスの法則はアメリカ心理学者ザイアンス博士が論文にまとめた法則で、
心理学の世界でザイオンス効果であったり、単純接触効果とも言われています。
単純接触効果と聞けばピンと来る人もいるのではないでしょうか。
ザイアンスの法則(単純接触効果)は人の心理を上手く言い表している法則で、
人は繰り返し接触することでその相手に対しての好意を強めるとの法則を言います。
ザイアンスの法則(単純接触効果)を使用する上での注意点
ただ、この意味を言葉通りの意味で受け取ってしまってはいけません。
これを形式的に理解し使用していれば、相手との信頼関係を形成するどころか、
相手との信頼関係を一気に失って嫌われることもあるかもしれないからです。
例を挙げましょう。
少しだけ、ビジネスの現場を考えてみてください。
例えばあなたが会社のセールスマンで訪問販売をしようとしている場合に、
お客さんが嫌がっているにもかかわらず不必要に会いに行けばどうなるでしょう?
単純接触効果と呼ばれるその名の通り、お客さんと接触する回数が増えることで、
嫌がっているお客さんは毎回訪れるあたなたに対して好意を強めるでしょうか?
少し考えれば誰でも分かるかと思いますが、そんなわけがありませんよね。
ザイアンスの法則は、相手への心遣いを忘れてはならないことは大前提なのです。
あなたの受信ボックスに届く大量に迷惑メールを見ても分かるでしょう。
配信されることを望んでいないのに一方的に永遠とメールが送られてきて、
その迷惑メールとの接触回数が増えたとしても、その迷惑メールに対して
よほど特別な感情でも有していない限り好意をよせることはないでしょう。
相手に対する配慮であったり、心遣いや気配りは大前提として必要になるのです。
このような相手の気持ちを考えずに自分のことしか考えていないような行為は、
好意が高まるというより、嫌悪感を強める場合の方が多くなると思っています。
ビジネスであれば、あなたがこれまで努力を積み重ねて構築してきた信頼残高を、
ほんの少しの勘違いで一気に0に収束させる恐れがあることを意味しているのです。
たしかにザイアンスの法則は人間心理を理解し人との関係性の構築で重要ですし、
人間の大きな悩みの一つである恋愛などでもよく使われる法則です。
この法則を有効使うことで、ビジネスでも信頼関係が築きやすいということには、
僕も決して反論をするつもりはありません。
しかし、先程お話した通り近付きたいと思っている相手に対しての配慮なしに、
何度も何度も単純に接触しようとするのは迷惑以外のなにものでもありません。
訪問販売であれば、嫌なセールスマンであれば、あーまたあいつが来たか・・・
となりますし、メルマガであれば迷惑メールを頻繁に目にすればさらに嫌になり、
嫌悪の感情がこれまで以上に増して深く強くなっていくだけなのです。
ブランドを前提としてビジネスをやっているなら、再起不能にもなりかねません。
これらを前提にして、ザイアンスの法則を利用していくのであれば、
相手との信頼関係を良い感じに構築できますしビジネスであれば楽になっていきます。
あなたがザイアンスの法則を使って単純接触効果を狙う場合であれば、
今回お話した、相手への心遣い、配慮を決して忘れないようにしましょう。
それを忘れなければ、必ず相手との信頼を築いていくことができるのですから。
ザイアンスの法則を使いこなすには帰納的飛躍を
アイディアを生む絶対法則の記事で、アイディアを生むためには、
情報を大量にインプットして、きっかけに出会うことが大切とお話しました。
ニュートンがりんごが落ちるのを見て万有引力の法則を発見したように・・・
帰納的飛躍によるアイディアの発見は情報ときっかけの複合物です。
僕たちは帰納的飛躍までを起こす必要はありませんが、ザイアンスの法則を
そのまま適用して良い場面かを理解する場合もアイディアを生む場面と似ています。
大量の情報のインプットに、ふとしたきっかけを与えるために経験を積み続け、
自分自身という人を磨き続けることがカギであると言っても過言ではありません。
情報を大量に仕入れることで、分析的な意識決定能力を高めて、
きっかけを与えることで直感的な意識決定能力を高めることが大事なのです。
これまでお話した内容を踏まえてザイアンスの法則を正しく使えるのであれば、
あなたは望む相手からの強い信頼を勝ち取ることができるようになるでしょう。