どうも、ゆうきんです。
メールをお読みいただきありがとうございます。
気付けば2026年も9月。
だいぶお久しぶりですが、いかがお過ごしでしょうか?
最近はまだ日中は暑い日もありますが、朝晩は少しずつ涼しくなってきて、ようやく秋の気配も感じるようになってきました。
僕は暑いのがそんなに得意ではないので、こうやって少し涼しくなってきた今でも、
ふらっと車で旅行に行ってホテルや旅館でのんびりしながら、部屋でコーヒー片手に文章を書いている方が圧倒的に性に合っています。
こういうことを書くと、いよいよ年齢によるものなのか、そもそも若い頃からそうだったのか分からなくなりますが。笑
最近は仕事についても、昔とはずいぶん考え方が変わってきました。
というのも、僕は今年起業15年目も後半戦に差しかかっています。
15年。
文字にするとそれなりに長いですが、自分の感覚としては不思議なもので、
ついこの間ロースクールを卒業して、右も左も分からないままネットの世界に足を踏み入れたような気もします。
1、起業15年目。もし今、ゼロから始めるなら
当時は本当に何でもやりました。
ブログを書いて、メルマガを書いて、アフィリやコミュニティ運営も、集客でありとあらゆるSNSもやって、同業の売れてる企画のメールやブログも印刷機で印刷して紙媒体にして普段から研究して、
海外のマーケティングもメジャーな起業家からマイナーな起業家まで徹底的に研究して、自分にノウハウに落とし込み、上手くいって売れたら「なぜ売れたんだろう」とまた徹底的に成功と分析する。
今みたいにChatGPTに「これ分析して」と投げれば数秒でそれっぽい答えが返ってくる時代ではないので、極めて泥臭かったと思います。
ただ、楽しかったんですよね。
当時のネットビジネス(もうこの言葉自体古いですが)なんて、今より遥かに市民権がなく、
周囲の人から見れば「なんか家でパソコン触ってる怪しい人」くらいの扱いだったと思います。
YouTuberっていう職業も同じで、今では子供の憧れの職業の一つで僕の小学1年の息子もYouTubeをやりたいみたいですが、15年前にそんな時代の到来は想像もしていなかった人がほとんどでしょう。
今ではカフェに行けばMacBookを広げて何か仕事をしている人なんて珍しくもありませんが、当時はそういう働き方自体が少しアンダーグラウンドで、
サブカルっぽくて、僕はそこに妙な居心地の良さを感じていました。
何より、決められた正解がなかった。
誰かが敷いたレールの上を歩くのではなく、自分で考え、自分で試し、その結果が売上という極めて分かりやすい数字で返ってくる。
法律の世界とはまた違った意味で、知性を使うゲームみたいで面白かったんです。
で、そんなことを15年もやってきて、最近ふと考えたことがあります。
もし今、僕の過去の実績も、クライアントも、メルマガ読者も、広告のデータも、人脈も、これまで作ってきた仕組みも全部なくなって、
2026年9月の今日、もう一度ゼロから起業するとしたら、僕は何をするだろうか。
これは一度、あなたも考えてみると面白いと思います。
今まで学んできたノウハウとか、「先生にこう言われたから」とか、「今はInstagramでこうすると伸びるらしい」とか、
そういうものを一回全部取り払って、自分がゼロから始めるなら一体何に時間を使うのか。
僕の場合、答えはわりとはっきりしています。
15年前と同じことは、たぶんやりません。
もちろんブログもSNSもYouTubeも否定しているわけではありませんし、
必要なら全部使います。
ただ、「毎日何かを発信し続けること」をビジネスの土台にはしないと思います。
ここは少し大事なところで、
「なるほど、じゃあ努力しなくていいんですね!!」
という暴論でも当然ありません。
僕はむしろ努力は必要だと思っていますし、これまで結果を出してきた人を見ても、最初から片手間でチョチョイとやって人生が変わりました、なんて人はほとんどいません。
表からはそう見えることがあったとしても、その裏側では大抵ものすごく考えているか、ものすごくやっているか、もしくはその両方です。
ただし、努力そのものに価値があるのかと言うと、それは少し違う。
極端な話、大阪から東京へ行きたい人が東京とは逆方向に全力で走っていて、
「でも私、毎日20キロ走ってます!」
と言われたら、努力そのものは素晴らしいし尊敬もしますが、残念ながら東京からは毎日遠ざかっています。
当たり前の話なんですが、ビジネスになると急にこの当たり前が見えなくなることがあります。
SNSの毎日投稿は欠かさない。
ストーリーズも更新している。
リールも作っている。
Xの記事もポストも大量に作ってる。
AIも勉強している。
それ自体は何も悪くないのですが、
「それで、どこに向かっているんですか?」
という問いが抜けた瞬間、努力はただの運動になってしまいます。
たくさん動いた満足感は残ります。でも、目的地には近づいていない。
毎日暇で時間を持て余して趣味で起業ごっこで満足している一部の人や、
石油王のような大富豪からしたら満足感だけでもOKかもしれませんが、自分が稼いで守るべき人がいて、
結果を出すことが大事な起業家からしたら、それは本当に悲惨な状況です。
2、AI時代に変わったのは「努力の量」ではなく、努力をする場所
少し歴史の話をします。
18世紀後半から始まった産業革命では、
蒸気機関の改良をはじめとする様々な技術によって、それまで人間や動物の力に大きく頼っていた仕事が機械へと置き換わっていきました。
ここで面白いのは、機械が登場した結果、人間が何もしなくなったわけではない、ということです。
むしろそこから工場が生まれ、鉄道が発達し、物流が変わり、都市の構造まで変化していった。
つまり新しい道具が登場した時に本当に大きな変化が起こるのは、その道具自体が便利だからではなく、人間がその道具を前提として社会や仕事の仕組みそのものを作り直した時なんですよね。
これって、今のAIもすごく似ていると思っています。
ChatGPTやClaudeが登場して文章が早く書けるようになり、画像も企画も動画も以前より遥かに短い時間で作れるようになった。
僕も必要な場面では普通に使いますし、使わない理由はあまりないと思っています。
でも最近、若干不思議に感じるんですよね。
AIによって一つひとつの仕事は圧倒的に早くなっているはずなのに、
なぜか「やることが増えて、以前より忙しくなっています」という人がいるのはなぜか。
これって、少し変じゃないですか?
1時間かかっていた仕事が10分になったのなら、本来50分余るはずです。
ところが、「これで10倍コンテンツを作れる、なんてすごいんだ!!」となってしまい、
今まで1投稿だったものを10投稿する。
AIでXを書き、Instagramを書き、Threadsを書き、ブログを書き、動画を作り、画像を作り、気付けばAIが登場する前より忙しい。
何のための文明の進歩なんだろう、と。笑
昔、人類が洗濯機を作った理由は、
洗濯が楽になった分、一日に10回洗濯をするためではないはずです。
食洗機も、食器を洗う時間が半分になったから以前の倍の食器を汚しましょう
という思想で作られたわけではない。
ところが仕事になると、僕たちは空いた時間にすぐ別の仕事を詰め込もうとする。
だから僕は、「効率化」という言葉自体を、そろそろ少し疑った方がいいと思っています。
効率化とは、同じ時間でよりたくさんの仕事をすることなのでしょうか。
いや、もちろんそれも効率化ですが、もっと本質的には「やらなくていいことを、やらなくすること」も効率化であり、今の時代はこちらの方が重要になっているのかもしれません。
知ってる人も多いはずですが、改めて大事なので少しお話しすると、マーケティングにはレバレッジという考え方があります。
僕が月収100万円の時代から今にかけて、
収入の桁を変えてきた考え方の一つですが、
自分一人の時間や力だけで結果を作るのではなく、
広告、仕組み、資本、人、コンテンツなど、自分以外の力を使って結果を大きくしていく考え方です。
僕がこの15年間でやってきたことを改めて振り返ると、実は新しい仕事を増やしてきたというより、
「自分がやらなくてもいい仕事を、少しずつ減らしてきた」と言った方が近い気がします。
最初は、自分がブログを書かなければ誰にも見つけてもらえなかったからブログを書いた。
次に、一度書いた文章が何度も読まれるようにした。
その後はTwitterが出てきてTwitter(現X)を攻略して伸ばした。
その後、広告を使えば僕が毎日投稿しなくても新しい人に知ってもらえるようになり、
メールで仕組みを作れば毎回一対一で同じ説明をしなくても僕の考えを伝えられるようになった。
プロモーションを作れば、毎日バラバラに売るのではなく、短期間に集中して価値を伝えられるようにもなった。
そうやって一個ずつ、
「僕がいなければ成立しない仕事」
を減らしてきたわけです。
だから今は僕自身はほとんどSNSを更新していませんし、
昔みたいに朝から晩までパソコンに向かって発信し続けることもありません。
息子が小学校から帰ってきたら一緒に過ごしたいと思っているし、
そもそも15年前と同じ体力とテンションで「今日もXを100投稿だあああ!」とかやっていたら、妻から心配されると思います。笑
ライフステージは変わります。
20代でできたことが40代でできないこともあるし、
逆に40代だからできることもある。
結婚する人もいれば、子供が生まれる人もいる。
親の介護が始まる人もいるし、体力も価値観も変わる。
なのにビジネスだけが、「10年間、毎日同じテンションで発信し続けること」を前提としているのだとしたら、僕はそちらの方が不自然だと思うんです。
そしてこれは少し逆説的ですが、AI時代は真面目な人ほど危なくなる可能性があります。
真面目な人ほど、「これをやった方がいい」と言われたことを全部やろうとするからです。
Instagramをやりましょう。Xもやりましょう。YouTubeも重要です。Threadsも来ています。これからはAI動画です。ライブも大切です。時間を作ってVoicyもサブスタックもやりましょう!チャッピーが言ってるこれもやらないと・・・!
いや、いつ寝るんですかと。笑
それで結果が出なければ、本人ほど「まだ自分の努力が足りない」と思ってしまう。
でも、もしかしたらと言うか、そもそも違う。
努力が足りないのではなく、
努力を置く場所を間違えているだけかもしれないってことを考えてほしいんです。
今日のSNS投稿は、明日になれば基本的には過去のものになります。
もちろん、今の自分を助けてくれるのは過去の自分なので、
あなたのステージに合わせて必要であればやるに越したことはありません。
ただし、売れる商品の設計、何年も使えるセールスレター、利益の出る広告、信頼を作るメール、自動化の導線、自分だから語れる思想や世界観というのは、数年後にも10年後にも毎日24時間僕の代わりに働いてくれる可能性が高い。
だから僕が今ゼロから起業するとしたら、まず、
「短期的に売上を作る仕事」と
「未来の資産となる仕事」
を明確に分け、
その上で後者にできるだけ多くの時間を使うと思います。
これが、15年前の僕と今の僕の一番大きな違いかもしれません。
3、そろそろ「個人起業」というもの自体を考え直すタイミングに来ている
ここまで書いてきて、未来の資産となる仕事なら、
「じゃあ、ゆうきんさんが以前から言ってるように広告や仕組み化をやればいいんですかね?」
と思った方がいるかもしれません。
実はそんな単純な話ではありません。
いや、広告はものすごく良いですし、弊社でも集客で常に使っています。
SNS集客しか選択肢がない人には、参入者が多くなる前に早めに一度ちゃんと勉強して使えるようになってほしいとも思っています。
そして仕組み化も言わずもがなで必須でしょう。
でも今日言いたいのは広告の話でも仕組み化でもありません。
またAIの話でもなく、もっと手前の話です。
そもそも、あなたは何のために起業したんでしょうか。
・もっとお金が欲しかったから。
・会社勤めが嫌だったから。
・好きなことを仕事にしたかったから。
・家族との時間が欲しかったから。
・自分の才能を試したかったから。
・誰かの役に立ちたかったから。
理由は何でもいいと思います。
ただ、自由になるために起業したのに、起業した結果、会社員時代以上にSNSに拘束されているとしたら。
家族との時間が欲しくて起業したのに、子供といる時間もスマホを握り締めながら、
「今日のSNSの投稿の準備しないと・・・台本も作って動画も撮影して・・・ライブの準備をしないと・・・時間が足りない・・・!」
と焦っているとしたら。
好きな仕事をしたかったはずなのに、アルゴリズムに好かれる投稿を作ることが一日の中心になっているとしたら。
それはそれで、一体、何のために始めたんだろう、と思いませんか。
僕は別に、楽して稼ぐことが正義だとは思っていません。
僕自身も0から始めて異常なまでに働きましたし、起業当初はいかに睡眠時間を減らして、
眠眠打破を握りしめて、寝る時間を削りつつも作業できるかを考えてやっていた時期もあります。
プロモーション前なんて、頭の中が仕事だけになっていた時期もあります。
ただそれは、一生馬車馬のように働き続ける自分になるためってわけではありません。
最初にしっかり愚直に努力を重ねて実力をつけ、その努力が次の自由に繋がっていく。その方が自然だし、僕はそういう仕事の仕方の方が好きです。
そして僕にとって、ビジネスの面白さは自分だけ稼げれば終わり、でもありません。
昔、僕自身が他に人に教わり、引き上げてもらい、今度は僕が誰かを引き上げ、その人がさらに別の誰かを引き上げていく。
過去に僕と関わった人が大きな結果を出し、その人がまた自分のクライアントを成長させているのを見ると、単純に自分の売上が増えた時とは違う嬉しさがあります。
知識や経験、そして意思みたいなものが、人から人へ受け継がれていく。
僕は昔から、そこに大きな価値を感じています。
もちろん、お金は大切です。
言わずもがなで大切。
「お金なんてなくても幸せ」と綺麗事だけを言うつもりもありません。
お金があれば、人生の選択肢は圧倒的に広がることを実感しているからです。
選択肢が増えて、住む場所を自由に選べるし、働く時間も選べる。子供に経験を与えることも、
大切な人を助けることも、学びたいものを学ぶことも、時には嫌な仕事を断ることもできます。
だから稼いだ方がいい。
ただ、稼ぐことそのものを人生の目的にしてしまえば、今度は数字の奴隷になります。
数千万稼いで億も稼いで、次は10億、50億、100憶・・・と、上を目指すと切りがありません。
自由になるためにお金を稼いだのに売上を落とすのが怖くて自由がなくなったら、
それはそれでお金を稼ぎために人生を消化し続けるという、なんとも皮肉な悲劇すぎます。
最近はそんなことを考えながら、今の個人起業の世界を見ています。
AI、複数のSNS、広告、自動化、高単価、オンライン講座、UTAGE、最新のノウハウ。
僕が起業した頃には考えられなかった道具や、売上を上げる魔法のツールのようなものが、今では普通に個人の手の中にあります。
AIを使えば、以前なら何日もかかっていた仕事が数時間で終わります。広告を使えば、自分が毎日SNSを更新しなくても新しいお客様と出会えます。
仕組みを作れば、自分が手動で販売しなくても、50万円~100万円程度であればメルマガやLINEを使って自動販売機のように商品を販売し続けられます。
個人が使える力は、僕が起業した15年前とは比較にならないくらい大きくなりました。
それなのに、
業界を眺めていると、僕らの働き方だけは、
「毎日自分が発信する」
「自分が集客する」
「自分が売り続ける」
という15年前の個人起業の延長線上にいることが多い。
今の僕は、ここにすごく興味があります。
道具だけが2026年の令和バージョンになり、
働き方は僕が起業した15年前から変わらず平成のまま。
だとしたら、そろそろ新しいツールを一つ増やすのではなく、
「個人で起業するとは、そもそもどういうことなのか」
その前提から考え直してもいいんじゃないかと思っています。
個人起業とはなんなのかを、再定義する必要はあるかなと思っています。
もっと自分らしく、もっと知的に、もっと美しく、そして当然しっかり稼ぐ。
発信すること自体を目的にせず、正しく価値を届けることを目的にする。
AIを使うことを目的にせず、
AIによって自分の時間と能力を拡張する。SNSで目立つことを目的にせず(僕は特に極力目立ちたくないので)、自分を必要としてくれる人と繋がる。
そして売上を作って終わるのではなく、
一度作った価値が1年、5年、10年と、感謝されながら積み上がっていく仕組みを作る。
そんな個人起業の形が、2026年の今、すごく現実的に作れるようになってきたなと感じています。
僕自身も起業15年目になり、今までやってきたことを一回すべて棚卸ししながら、これからの10年について考えています。
もしかしたら僕にとっても、長くこのメールを読んでくださっているあなたにとっても、ここからが一つの「第二章」になるのかもしれません。
まだ今日はその答えを全部は書きません。
今後もワクワクして続きを読んでほしいからっていうのも一つですが、順番に読んでいくことで視えてくる話があるからです。
なので次回からのメールでも、今の新時代におけるそういった僕たち私たちにとっての「第二章」について、徐々に話していこうと思いますが、
ただ次回は、今回の話をもう少し先に進めて、
AIが登場したことで「能力のある人」が有利になったという単純な話ではなく、
ある意味で全員が80点を出せるようになった結果、逆にものすごく差がつき始めている。
という話をしてみようと思います。
AIがあれば誰でも文章を書ける。
情報も調べられる。
それらしい戦略まで作れる。
だったらこれから、一体何に価値が生まれるのか。
この答えが明確に分かると、今の時代に起業副業を進めていきたい人は、何を勉強し、どこに時間を使い、逆に何を捨てるべきなのかも、極めて見えやすくなるはずです。
この辺りのお話は、個人的にも今最も面白いと思っています。
ではでは、また次回。
ゆうきん
PS.
今回、久しぶりに長く書いてしまいました。
最近はSNSの影響もあって、「文章は短く」「結論から」「3秒で惹きつける」みたいな話が多いですが、そもそも本当に全部そうなんでしょうかね。
もちろん広告やショート動画なら、一瞬で興味を引くことは大切です。
でも、人間が何かを深く理解したり、価値観が変わったり、人生の決断をしたりする時って、3秒で終わらないことの方が多いと思うんです。
何でも短く、何でも簡単に、何でも早く。AIによって、この流れは今後さらに加速すると思います。
だからこそ逆に、時間をかけてでも読みたい文章、少し立ち止まって考えたくなるもの、そういうものの価値は上がるんじゃないか。
そんな仮説と検証結果も持っています。
なので、次回以降のメールは少し昔みたいに、どうでもいい話から急に哲学に飛んだり、
歴史に脱線して戻ってきたり、マーケティングの話だと思ったら人生の話になったり、そういうメールも書いていこうかなと思っています。
読んでいるうちに、何か一つでも今までと違う景色が見えるようになれば嬉しいです。
それでは!