「創造と破壊」と「そうぞうとはかい」

この二つの意味にゆったりとした時間の中で思考を巡らせてみることで、言葉の持つ意味に対してこれまで以上に豊かな感性を持てるようになるかもしれません。

どうも、ゆうきんです。

SNSが発達した今の時代は言葉に慣れ親しんだ人々が増えてきていて、
言葉は生きていく上で、そしてビジネスにおいてもとても重要です。

言うまでもなく、言葉は大きな力を持っています。

あなたも、誰かが発した言葉に傷ついたり涙したり、感動や勇気を受けたり、
さらには、たった一つの言葉に人生を大きく動かされたこともあるかと思います。

今回はその言葉の影響力を踏まえた上で、

「そうぞうとはかい」

について、考えていることをお話したいと思います。

新しいことにチャレンジし続けるということ

僕たちは人間である以上、生きていれば心も体も変化していきます。

それ以外にも、ライフスタイルやワークスタイル、日々の環境、社会、
僕たちを取り巻く様々なものが常に変化し続けていることでしょう。

生きていくことは、変化し続けることだと思っています。

何かをそうぞうして、何かをはかいして、そしてそうぞうして・・・
この循環を繰り返していくこと。

にも関わらず、もし自分の中で

「今のままでもいいかも?」

と少しでも思ってしまうのは
心が老いを見せ始めるサインではないかと思っているのです。

どのような人生を送るとしても
人は少なからずルーティン化された日々を過ごしがちです。

サラリーマンであっても、フリーランスや起業家であっても
月収100万円以上稼ぐ方であってもなんら変わりはありません。

人の持つ恒常性維持機能から
コンフォートゾーンに居心地の良さを感じて
慣れた日々を愛おしく楽だと思ってしまうからです。

それは決して必ずしも常に悪いものではありませんが、
人には必ずしも駆け抜けるべき時期やタイミングがあります。

10代、20代、30代は
少なからず駆け抜けて損がない時期だと考えていますし、
いくつになっても心が若く
年齢に関係なく大人の青春を過ごす時期も同じでしょう。

占星術ではサターンリターンと呼ばれて
上手くいかないことが目立つ時期があって、
その時期は失敗や不運、さらには心が暗くなる出来事が続きますが、
守り一辺倒に走らず積極的に攻めの人生を送る方が良い結果を招きます。

人はそれらの時期を一転二点して試行錯誤しながらゆっくりでも駆け抜けることで
今という現実を生きるために欠かせない揺るぎない自信と軸ができていくものです。

僕は、年齢を重ねるのは素晴らしいことだと思っています。

人はワインと同じで、ゆっくり熟すことによって
価値と深い味わいがでてくると感じているからです。

そうは言っても、年齢を重ねることで心も老いてしまい
挑戦が多いチャレンジングな日々から遠ざかってしまって、
年齢を言い訳に多くの諦めを生んでしまうことだけは避けたいと思っています。

10代のときに考えていた20代の自分はかっこよかった。

20代になって考えていた30代の自分はもっとかっこよかった。

でも、実際に30代になって、
無意識でもルーティンの中で心地よくなり満足してしまっているようでは、
過去の自分に

「おれかっこよくなったでしょ」

と言える自信がぼくにはない。

ルーティンの日々が心地いいように感じる心はみずみずしくないし、
進化成長し続けるぼくたちにとっては美しくないなと思ってしまいます。

そうぞうとはかい

創造と破壊

そうぞうとはかい

今回あえて、

「そうぞうとはかい」

と言う表現をタイトルにぼくが選んだのは、
「創造と破壊」という言葉の持つ
優しい一面を表現したかったからです。

創造と破壊と聞くと、全てを全くのゼロから創り出し
破壊によってゼロベースへ戻してしまうような
全てがゼロからゼロへ繋がっているイメージがあります。

僕の中ではそういったイメージです。

人生の基本は積み重ねです。

すべての点が積み重なって線になって一直線に繋がっていくイメージで、
決してぶつ切りの点同士が無秩序に散らばっているわけではありません。

でも、創造と破壊という一連の言葉は、言葉の力が絶大です。

「創造」と「破壊」という二つのキーワードが合わさることによって
創造からは圧倒的なエネルギーで全くのゼロから何かを生み出して、
破壊からは積み重なってきた全てを壊してしまうだけの力を感じてしまいます。

時には畏怖してしまうかのような強さを感じてしまうことさえもあるくらい。

そして今の時代は女性性の時代であったり
人類総アーティスト時代と言われて感性が豊かな人が増えてきており
時代に好かれる感性をお持ちの方ほどそう感じてしまうかもしれません。

だからこそ大切なことは、
積み重ねてきた全てを一瞬にして破壊してしまうのではなくて
ほんの僅かでも良いので日々の中に新しさを取り入れること。

それを説明なしに一言でカンタンに表現した言葉が、

「そうぞうとはかい」

だと思っています。

言葉はビジネスをしている以上はとても重要なものであって
リーダーは言葉から伝わる力には特に敏感にならないといけません。

ヒトラーやキング牧師、オバマ大統領、スティーブ・ジョブズたちは
良い意味でも悪い意味でも言葉で世界を動かしてきましたし、
今のようにSNSが身近になった世界では
言葉の重要性についてはどれだけ伝えても伝え足りないくらいです。

そしてその言葉に寄り添って、言葉が発する静かな力を聞いてみると、
「創造と破壊」には、ゼロリセットするだけの力を感じてしまいます。

ゼロから創り出すことは素晴らしいですが、
破壊によってゼロへとリセットしてしまうことは
今の時代には必要ないのではないでしょうか。

積み重ねで作り上げたものをゼロベースまで壊してしまうと、
新たに作っていく際には時間がかかり過ぎてしまいます。

だからこそ僕は、日々の生活の中に僅かでも良いので、
小さな新しい変化を入れていくことが大切だと考えています。

「創造と破壊」の中でも、「そうぞうとはかい」

積み重ねの人生において無数に散らばった点を線にする上で、
それが、大切な一つなんじゃないかと思っているのです。